不信の確証主義
肱川守
肱川守(ひじかわのかみ)
伊予国代官・長浜港を押さえる領主。姓は佐久間で、諱を持たず。三十八の年齢にして、濃い鷲鼻の陰影と深い黒目を持つ。
人となり✓不信主義者
「信じない」とは、「無責任を始めない」とする。自身生来の質を堅実な統治へと昇華させる。徳川構想の天下統一、和平を「焦げた絵餅」と断ずる。自身は二分された社会こそ真の統治だと考える。観察者✓
「見知の内には常に争いが絶えない」と見抜き、人の名や顔、思想が争いを生むと断じる。だからこそ「無知を固定する」という構想に行き着いた。豪胆と野暮✓
威厳ある代官であると同時に、祭りで金魚を掴んで乱闘する逸話も残る。権力者でありながら、人間臭さも併せ持つ。